講義情報

データサイエンスR道場【基礎編/オンライン】

データサイエンスR道場【基礎編/オンライン】

文系&初心者にも統計の力を。数字で分析できれば決断に自信が持てる

未来を拓く学部-circle未来を拓く学部
データサイエンスR道場【基礎編/オンライン】

講義について

勘・経験・度胸だけで仕事していませんか?

『今の仕事にも慣れてきて、昔のように少々のことでテンパることはなくなった。でも、ふと気付くと、勘と経験だけで仕事を回している自分。後輩に仕事の説明をする時にもやけに感覚的な言葉が多くなってしまっている。このままで良いのだろうか…』こういう思いをしたことはないでしょうか?

勘・経験・度胸は、仕事をする上でとても重要です。ただ、新入社員の時に、やけに「俺の経験では…」「私のセンスでは…」という説明を繰り返す先輩に違和感を持ったことはありませんか。そしてその数年後、気付いたら自分も「私の感覚ではね…」と後輩に仕事の説明をしていることはないでしょうか?

繰り返しますが、勘・経験・度胸は仕事でとても重要であることは明らかです。しかし、そこに更にしっかりしたデータ分析に基づいた定量的なデータがあれば、より説得力を増します。また、そういったことが出来る人材が会社で求められていることも事実です。

しかし、数年の経験の積み重ねで勘や感覚が鋭くなり過ぎて、感覚で判断が出来るようになっており、定量化する習慣がなくなってしまっている自分。更に、誰にも言えないこんな心の声が自分の中で響いていませんか?

「そもそも、データの分析ってどうやるんだっけ?!」
「数学なんて、高校の微分・積分からトラウマなんだけど。いつか数字に強くなりたいと思いながら、今になってしまった。」
「確か大学の卒論時に統計の勉強をしたけど、もう忘れてるよ。」

そんな心の声に短時間でお応えするのが、この「データサイエンスR道場」です。数学嫌いの方、高校時代の数学に挫折された方でも理解できるように、わかりやすい事例を多く揃え、基礎的なことから構成しています。更に、難しい数学の理論の説明は必要最小限に抑え、何よりも「実践的に実務で使えるデータ分析」を最短の時間で習得頂けるようカリキュラムを構成しています。お仕事で忙しいみなさんに向けて、ぜひ効率の良い学びの場をつくりたいという想いからこの講義をスタートしました。

「データ分析力」という最強の武器

「高校時代に数学が嫌いだったから文系を選んだのに、会社ではマーケティングの部署に配属されちゃって、気付けば数字を扱わないといけない環境に。」
これは実際にR道場の受講生の方からあったお話です。

そうなんです。今はどの仕事でもデータ分析とは切り離せなくなっています。決して、データを扱うのは理系の方々に任せておけば良いという話ではありません。

逆に言うと、データ分析を出来る!統計をわかっている!ということは、大きな武器になります。ビッグデータと言われて久しいですが、ビッグデータは研究部門、設計部門、マーケティング部門は当然ながら、営業でも財務でも、今では人事でも遭遇する課題です。ビッグデータを分析することが出来れば、活躍の場は無限に広がります。データ分析に特化したベンチャー企業を起業する人も非常に増えてきています。

話が変わりますが、最先端の技術と言われている人工知能ですが、どういう仕組みで動いているのでしょう。実は人工知能は、統計学の技術の塊なんです。つまり、統計学を理解することは、最先端技術を垣間見る第一歩にもなるのです。

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講義が終了したら、データ分析のスキルアップしたあなたになれる

スキルアップ・起業・人工知能、そんな面白くて魅力的な可能性を秘めた「データ分析」「統計」ですが、実はとってもハードルが低いのです。

なぜなら、
・統計用のソフトウェアは無料が多く
・分析するビッグデータも無料が多い
・必要なのは、ちょっとした好奇心だけでOK
なんです。

今は日本政府が、オープンデータと言ってどんどんデータを無料で公開していますので、分析できるデータは大量にあります。また、RやPythonなど、分析用のソフトウェアも無料で入手できます。

必要なのは、そういったソフトウェアを使いこなす少々のプログラミングの知識と、分析方法を判断する統計の基礎知識です。

しかし、この少々のプログラミングの知識と統計の基礎知識を身に付けるのが厄介なんですよね。特に使い始めの時につまずくことが多いのです。でもご安心ください、R道場ではこの辺りをしっかりと説明をしていきます。

つまり、みなさんは、ノートPC、そして「データ分析・統計っておもしろそうだな」という好奇心があればOK! 講義が終了したら、その日の夕方にはデータ分析の基礎を身に付けた一歩進んだあなたの姿があるでしょう。共に受講したメンバーで軽く打上げをしても良いかもしれませんね。

データサイエンスを一緒に学びませんか? チャレンジしてみたい人、大歓迎です。

講義の進め方

一方通行に説明する講義ではなく、あなたの身近な事例を統計分析してもらい、教授・受講生間でシェアしながら進めていきます。データサイエンス入門として、実践的に統計・データ分析手法を学べます。

PCに「R」という統計のプログラミング言語をインストール頂きます。基本的には具体的な統計の計算はRを用いて行います。Rの使い方・プログラミング方法を説明しますが、もしエクセルでの講義をご希望の方には、エクセルでの統計分析方法もお伝えします。

教授からのメッセージ

私がこの講義を企画した理由はとても単純で、データ解析の面白さを少しでも多くの方々へ広めたいと思ったからです。これまで何となくイメージで感じていたことが、データ解析でスパッと目に見える結果として現れるととても気持ちよく、この快感は何物にも代え難いものがあります。

また、統計を学んで頂くには今は非常に良いタイミングです。ビジネスではデータサイエンスの重要性が広まりつつあり、無料のデータ分析のツールも増えているからです。それにも関わらず、人材不足が叫ばれて久しい業界です。学び始めるにはうってつけの時期と言えるでしょう。

講義では、難しい数学の話やプログラミングの話は出来るだけ割愛し、受講者の方々に実践・体感していただくように工夫しています。特にプログラミグは教授が準備しますので、それをそのままコピペで使えるようにしておきます。ですので、「数学が苦手・・・」「プログラミングなんてやったことない。」という方もお気軽にご参加ください。

ぜひ統計・データサイエンスを共に楽しく学んで頂き、仕事や暮らしに活かして頂ければと思います!

(第21期募集開始:2024年5月25日)

受講対象者

文系、初心者歓迎!統計の世界に一歩踏み出そう

・統計の基礎を勉強されたい方

・マーケティング部門、リサーチ部門にお勤めの方

・データサイエンス、ビッグデータに興味がある!でも、数学が苦手…という方

・「このデータを分析しといて」と上司にムチャぶりされて困っている方

・KKD(勘と経験と度胸)で物事に取り組むことにちょっと疑問を感じており、具体的に物事を分析されたい方

・統計解析の言語「R 」のプログラミングに関心のある方

・仕事でビッグデータ活用をお考えの方

講義説明会

教授からのメッセージ

受講生の声

・統計処理に対する苦手意識がなくなりました。むしろ統計を用いて、物事を解明したり仮説検証する楽しさやワクワク感を感じることができました。


・R-studioを用いて、基本的な統計処理をできるようになりました。


・これまで行ってきた分析が、如何に偏った可能性があるものかを理解しました。持てていなかった観点、活用しきれていなかったデータもあるため、もう一度過去の分析を学んだことを活かして再検証したいと思いました。

 

・習ったことを上手く使いこなすには練習が必要ですが、分析で何が出来るか分かったので、必要なときに参照する心強い引き出しが出来たと思います。

 

・存在を知りつつも手を出せなかった「R」について、ひとつずつわかりやすく操作方法を教えて頂き、慣れ親しむことができました。絶対に独りでは到底着手できなかったと思うのですが、わかりやすくご教示頂けて、抵抗感もなくなり、独りでも色々データ分析をしてみようと思えました。

 

・プログラミングにおいても、その過程を丁寧に解説頂けて、理解が深まりました。まとめて頂いたテキストだけでも初学者には永久保存版として、価値のある資料だと感じています。

 

・今回のような講座と、オンライン形式での実施スタイルの親和性を感じました。先生のプログラミングを画面共有で自身のPCで見て理解できること、プログラミングをチャット機能で共有できること、受講生の画面共有を通じてどこでつまづくのかを具体的に理解できること。その辺りが凄くやりやすかったです!


講義計画

第1回

データサイエンス的モノの見方&体験!プログラミング

データサイエンス(DS)とは何か。講義の序盤は対話形式で進めます。DSの能力を上げる上で必要なスキルと成長のステップを考えましょう。その後、「平均値」「標準偏差」等の代表値を使いながら「営業部の2人のうち誰を昇進させるか」を判断してみましょう。さらに、今、円安で話題となっている訪日観光客に関するオープンデータの中身を見てみましょう。この時点でデータの見方やデータの探し方が身に付きます。

 

そしていよいよプログラミング(PG)!まず、無料統計分析ツール「R Studio(アールスタジオ)」の使い易い設定方法を説明します(この設定方法を知っておくと後の操作が数十倍速くなります)。Rを使いながら平均値や標準偏差などの統計値を算出する統計PGを実施してみましょう。PGが不慣れな方もたくさん受講されてますのでご安心ください!まずは皆さんで手を動かしてみましょう。

予定テーマ:「誰を昇進させるかを統計的に判断する」「極端に優れたスポーツ選手を統計的に分析する」

キーワード:「平均」、「ばらつき(標準偏差)」、「グラフ化(ヒストグラム)」、「外れ値」

第2回

体験!データ解析

少しアイスブレイクした後に、早速、統計データを作図するためのRプログラミングを習得しましょう(箱ひげ図、棒グラフ、散布図)。そしていよいよ統計学の始まりです。2人のスポーツ選手の成績事例を基に「2人に統計的な実力差があったか」を分析しましょう。ここでいう”統計的”とは単なる平均値の比較ではなく、統計的な裏付けを意味します。この辺りは授業で詳しくお伝えしますね。Rに入力するプログラムは事前に用意しておくので、プログラミング初心者の方でも安心して頂いてOK!分析データがどのような状態(正規分布してるか等)を把握し、その状態に即した最適な統計プログラムを選択できるように実践していきます。

予定テーマ:「2人に統計的に実力差があったかを統計的に判断する(t 検定)
      「どちらの広告が効果的かを統計的に判断する(AB検定)」

キーワード:「t(ティ)検定」、「P(ピー)値」、「帰無仮説」、「ABテスト」、「正規分布」

第3回

「回帰分析」で未来をチラ見しよう

「アイスコーヒーの販売数と気温」のような身の回りの事例を基に、未来の販売数を予測するスキル(回帰分析)を身に着けましょう。統計的数値による裏付けと未来予測値の信ぴょう性について説明し、統計分析の基本ステップ(データの読み込み、散布図、相関、無相関、回帰式など)に従い、Rプログラミングを使って回帰分析を実践しましょう(プログラムは事前に用意しているのでご安心下さい!)。Rから抽出された解析結果を見て「統計的に有意である/有意でない」という判断をしましょう。回帰分析の前に散布図をチェックする理由や回帰式の精度を確認し、回帰係数の検定を行いましょう。

予定テーマ:「飲食店での売上に関係するパラメータを探る」
キーワード:「回帰分析」、「相関係数」、「無相関検定」、「ChatGPT」

第4回

強力な手法「重回帰分析」と ChatGPT活用法

このあたりで少し頭が疲れてくる頃ですが、ご安心ください!「重回帰分析」は第3回の回帰分析の発展版であり、回帰分析プログラミングを少し変えるだけで分析できる優れた手法です。第3回の統計分析ステップを意識しながら、重回帰分析を実践していきましょう。第3回が理解できていれば難しくはないです。講義では、ある街の家賃データを基にその街の家賃相場を分析します。グループワークで、受講生が所属する会社ではどんな重回帰分析が出来そうか考えましょう。居酒屋の販売データを基に、ビッグデータの解析に向けたFor文の基礎を学びましょう。

そして話題の「ChatGPT」を使ったデータ解析のデモンストレーションを行います!(ChatGPTでの分析にはAPI連携(有料)が必要なため、講師によるデモに留めさせて頂きます)

予定テーマ:「家賃に最も重要な影響を与えている因子を、データ解析で統計的に探る」
キーワード:「重回帰分析」「重回帰分析を自社にどのように活かせるか」「ChatGPT」

第5回

発表会

あなたの自由なテーマで、回帰式や重回帰式を使って未来予測をしてみよう!これまでの毎回の講義を通じて学んだ統計やデータ分析の手法を使って、自分が関心あるテーマについて40分〜1時間で未来予測して頂きます。分析結果を皆でシェアしながら、統計の奥深さを一緒に味わいましょう。発表では完璧な分析精度は求めていません!まずはやってみる、ということを本講義で実践してほしいのです。発表は強制ではないので、他の受講生の発表を聞くだけでもOK。異なる業界の受講生の発表を聴くのは、とてもためになるはずです。


スケジュール

講義名
データサイエンスR道場【基礎編/オンライン】
日程

第1回:7月7日(日)13:00~14:30

第2回:7月7日(日)14:45~16:15

第3回:7月7日(日)16:30〜18:00

第4回:7月14日(日)13:00~14:30

第5回:7月14日(日)14:45~16:15

定員
12名 ※定員になり次第締切
申込締切日
7月6日(土)
授業料
28,000円(税込30,800円)
キャンパス

「Zoom」によるオンライン講義です。

【受講方法について】
「Zoom」アプリケーションを使用します。

●事前にZoomのダウンロード(最新version)と登録をお願いします。
(https://zoom.us/download

●参加にあたりカメラの【オン】を必須でお願いしております。

●講義ではプログラミングをしますのでPCをご用意ください。お持ちでない方はPCのレンタルサービスなどをご活用ください。

●zoom参加方法は、お申し込み者さまに改めて講義前日にメールにて詳細をご連絡いたします。

 

 

講義時間について
講義の進行状況により多少延長する可能性があります。
PythonとRの違い
基礎的な統計のプログラミングにおいては、RでもPythonでも遜色はありません。 ただ、Rは統計分析・データ解析のみをされる方には、利用のし易さなどの観点から適していると思います。一方、データ解析だけではなく、Webアプリ開発やWebスクレイピングなど、統計以外のことにも取り組まれる予定の方にはPythonの方が適していると思います。 RとPythonの細かな違いは多分にあり、詳細の説明は他の媒体に譲りますが、本講義を受けるに当たって初心者の方が選ばれる際には上記をご参考にして頂ければ幸いです。
補講
欠席した際は、補講として講義を録画したものを共有します
※事前ダウンロードのお願い
講義に必要な「R」のダウンロードをお願いします。 ダウンロード方法のご案内(オリジナル解説動画40分付き)を、申込者にメールします。 各自、当日までに事前準備しておいてくださいね。
お申し込みいただいた方へ
グループメール招待しました。届いていない方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

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