未来の仕事（入門編）という講義を自由大学開講直後から3年ほど行い、その後2年ほど休講していました。今になって突然再開しようと思ったのは、ひとつは表参道に新たな校舎ができて新たな風が吹きそうなこと、そしてもうひとつは活躍する卒業生の姿を最近よく見かけるからです。

例えば、講義中に温めたアイディアで起業して上場準備に入っている人、仲間と小さな会社を立ち上げて軌道に乗ってきた人、相変わらずのセンス良い料理を武器にいよいよ仕事を立ち上げようとする人。
「先生のおかげです」
そんな風に言われるとお調子者の僕は気分が盛り上がり、講義開講の運びとなりました。

ここで改めて講義について少し説明すると、そのゴールは自らの仕事を立ち上げること、またはその瞬間に向けて準備のスピードを加速させることにあります。ここ10年ほどで、特にインターネットの普及や人口構成の変化に伴い仕事や働き方は大きく変わりつつあります。起業のハードルは昔と比べると著しく低くなったように思いますが、それでも昔も今も変わらず起業に向けて必要なことは「興味・関心」を抱き続けることと「主体性」です。そう、子どもの頃は誰もが自然と身につけていたけれど義務教育や受験戦争、就職活動で多くの人が毀損してきたものです。

一体自分は何に興味や関心を抱いているか、これが今から立ち上げる仕事の方向性を定めるハンドル役を担い、そしてこの興味をどう仕事に結びつけていくか、そのためにいかに周囲を巻き込み働きかけていくかという主体性がアクセル役を果たします。巨大なベンチャービジネスでも小商いでも、「興味・関心」と「主体性」がうまく噛み合ってこそ動き出すことに違いはありません。

そして今回は入門編ではなく実践編の講義ですので、皆さんの未来の仕事の第一歩に繋がるよう、より実践的な提案やディスカッションをしていきます。

ちなみに今僕が注目してるのがアフリカ。写真で隣に写っているのは共にウガンダで農業・牧畜を営むパートナーのロナルド。

（第3期募集開始日：2015年7月27日）