
ワンテーマを探る誰でもウェルカムなイベント
歴史、芸術。多面的に北陸の漆の魅力について迫ります。無形遺産でもある漆を世界に広める山久漆工の山本泰三氏が、産地や職人に関わり続け見えてきたディープな北陸漆器の世界にご案内。貴重なアンティーク漆器で和菓子を味わいながら、クラフトマンシップ溢れる漆のものづくりを楽しもう!

<自由大学よりメッセージ>
まだ知らない日本へ出会う
手にした瞬間、しっとりと指になじむ。
熱い汁を入れても穏やかに受けとめ、冷たい水を注げば涼やかに応える。
漆の器は、千五百年ものあいだ日本の暮らしを見守ってきた道具です。
世界では漆器を “japan” と呼ぶほど、漆は日本を象徴する存在。
木の命を宿した軽やかさと、漆の層が生み出す強さと艶。
時を重ねるほど深みを増し、使う人の手の跡が美しさへと変わっていく。
欠けても直せる——それは「ものを大切にする」という日本人の思想そのものです。自然の恵みと人の技が重なり、ひとつの器が生まれる。それは単なる伝統工芸ではなく、私たちの生き方の縮図。この日、伝統を継ぐ職人との語らいを通して、漆が教えてくれる未来を覗いてみませんか。
今回は、11月に開催されるモニターツアー「うるしみらい」の開催を記念して、プレイベントを行います。北陸の産地で漆器づくりを続け、世界に広める山本泰三さんを迎え、“漆器の魅力”と“旅の舞台・北陸”の知られざる魅力をひもときます。
まだ知らない日本へ、出会いに行きましょう。

<当日のコンテンツ>
・1930年創業 越前漆器「山久漆工」代表山本泰三氏 × 自由大学によるトーク「伝統工芸、漆のものづくりを考える」日本が誇る文化として漆器づくりの哲学や、日本の職人技の未来、漆の美を世界に届ける思い。伝統を守るだけでなく、進化させている現在地について。
・木地や椀を用いた、漆器づくりの工程解説
・スライドで辿る、漆器の歴史と北陸三産地(輪島・山中・越前)
・漆器でおもてなし和菓子をいただきながら
・質疑応答
・ご案内「北陸の漆」を学ぶ(11/20-21)1泊2⽇の小松市滝ヶ原「うるしみらい」体験モニターツアー内容紹介
(漆器の原型となる⽊地挽き工程、天然漆を使った中塗り工程(1⽇⽬)、沈金による絵付け工程(2日目)を体験)
施設 Takigahara Craft & Stay の紹介

<こんな方におすすめ>
・手しごと・工芸・デザインに関心がある方
・自然豊かな北陸や小松を旅してみたい方
・職人の現場に触れてみたい方
・「うつわ」や「食」に美しさを感じる方
・学びのある旅を探している方
話し手:山本泰三氏(山久漆工 株式会社 代表取締役)
モデレーター:深井次郎(自由大学 学長)
<イベント概要>
【日時】10月25日(土)17:00〜18:00 (16:45開場)
【会場】自由大学 永田町キャンパス(MIDORI.so NAGATACHO5階)
東京都千代田区平河町2-5-3 MIDORI.so NAGATACHO 5F
【定員】12名(先着)
【参加費】無料(要申込)※和菓子付き
【参加方法】専用申し込みフォームより、お申し込みください。 (満員御礼受付終了)
※自由大学がはじめての方ももちろん大歓迎です!
この機会にお友達を誘って遊びに来て下さい。申込時に同伴者のお名前も記載ください。
<プロフィール>

山本 泰三(やまもと たいぞう)
山久漆工 株式会社 代表取締役
1970年福井県鯖江市生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒。1993年三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。郵政省(現総務省)出向を経て、ITを活用したリテール金融のデリバリーチャネル、商品開発に従事。日本で最初にモバイルバンキングを商用化。他に銀行ATMを活用したビジネスの企画・推進、クレジットカード戦略などに携わる。
2005年山久漆工に入社。東京と福井に拠点をかまえて、デザイナーや異業種との協業による付加価値の高い製品開発および新たな漆器市場の開拓を担当し、2013年より現職。
2014年パリ「メゾンエオブジェ」単独ブース出展。同年、ロンドン、オックスフォードにて「金継ぎと漆」自社主催セミナーおよびワークショップを開催。
2015年中東テレビ局「アルジャジーラ」山久漆工内工房および職人取材対応(アラビア語圏むけ国際放送)。
2020年石川県小松市滝ケ原町にて100年以上前の蔵を再生し、若手職人とともに木地挽きと漆塗りの工房を運営開始。
2024年パリ・レストラン2カ所にて「越前・若狭ガストロノミー海外販路開拓事業」参画。
2025年ニューヨーク・ソーホー地区にてグローバルローンチイベントを開催。同年、ニューヨーク日本クラブ「金継ぎと漆 ―再生と継承の美―」に出展。
その他の活動として、
一社)北陸古民家再生機構 事務局長
一社)japan crafts & arts 創造機構 理事 など

Takigahara Craft & Stay
小松市・滝ヶ原の里山にある Takigahara Craft & Stay は、自然とクラフトが共存する実験的コミュニティです。共用工房やカフェ、ワインバーを併設し、ものづくりを通じて人と自然が再びつながる場を育んでいます。クラフトツアーやワークショップ、フェスティバルを通して、未来の暮らし方と創造のあり方を探る拠点です。

<漆ナイト参加者特典>
11/20-21開催、特別モニターツアーへの無料ご招待 ※申込みは10/25夜スタート
本イベントは、11月20-21日に開催される「うるしみらい 〜 1500年の北陸漆器を学ぶデイ&ナイト in 小松滝ヶ原」のプレイベントを兼ねています。こちらの「漆ナイト」イベントに参加いただいた方を優先して、特別モニターツアーへご招待します。(もちろん、ツアーへ行けない方でも漆ナイトは参加できます)
【ツアー概要】
ツアー名: うるしみらい 〜 1500年の北陸漆器を学ぶデイ&ナイト㏌小松滝ヶ原
開催日程: 11月20日(木) 〜 11月21日(金)
集合場所:小松空港(集合時間:9時30分) or 加賀温泉駅(集合時間:9時45分)に車でお迎えに行きます
飛行機の人は、小松空港
新幹線の人は、小松駅→加賀温泉駅
宿泊場所: 滝ヶ原クラフトアンドステイ https://takigahara.com/
解散時間:お昼ご飯を食べて、13:30に宿をチェックアウト・解散予定。加賀温泉駅まで車でお送りします。
募集人数: 6名 限定(漆ナイト参加者を優先してご案内します。定員になりましたら抽選となります)
参加費用: 無料ご招待(通常8万円のところ、モニターツアーのため特別価格。ただし、集合場所までの交通費は自己負担となります)
モニターツアー料金に含まれるもの
・1泊2日の宿泊費と食事代( 昼、夜、朝、昼の4食)
・レクチャー、制作体験
・制作したコースターとお椀を後日郵送します
含まれないもの
・加賀温泉駅までの交通費は各自の実費負担
・サウナは別料金です
・食事以外に、ナチュラルワインなど別途オーダーする方は実費負担
過去のモニターツアーの様子。今回はさらに魅力的にアップデートしています
https://farmersmarkets.jp/takigahara-craft-tourism-wood-sawing-lacquer/

