こんにちは、自由大学運営スタッフの白井です。
毎月第4土曜日に自由大学の卒業生や教授、キュレーターがあつまる同窓会イベント「フリユニクラブ」。今月は8/27(土)に行われました。
まずは自由大学の新しい講義企画のプレゼン大会「レクチャープランニングコンテスト」から。今月は4組のエントリーです。
最初のプレゼンターは、ファッションモデルの莉花さんの「ハッピー・キレイ講座」。
プロモデルの莉花さんが直接レクチャーする美しい歩き方、身のこなし、姿勢をレクチャーする講座です。写真を撮る時に、ポージングや表情をちょっと意識することで格段に仕上がりが変わる、というのは面白そう。すぐに役立ちそうですね。
2番目のプレゼンターは多部田憲彦さんの「人生が変わる!図解で改善スクール」。
サラリーマンとして働くかたわら、図解改善士としても活躍されている多部田さん。入社2年目に命ぜられたタイの工場での業務改善。そこで、言葉が通じないタイ人を相手にして、図と改善術を融合させて問題解決に導くメソッド(=図解改善)を身につけたとか。
図といってもキレイなものではなく、1分程度でかける簡単なもの。その場で図を描くことで相手との距離もぐっと縮まって、コミニュケーションもより取りやすくなるかもしれません。
3番目のプレゼンターはフードライター・飯塚敦さんの「コミュニケーション力を磨く外食学」。
その中身は、外食でのシチュエーション別、同席するひと別などで店のチョイスを考えたり、外食時のスマートな立ち振る舞い、お店で楽しく過ごすためのお店とのコミュニケーション術を学ぶという内容。
自分の好きな店だったらすぐに思い浮かぶけれども、友達のリクエストを満足させるお店だったり、打ち合わせ後の会食にぴったりなお店などを選ぶのはなかなか難しいもの。友人、両親、ビジネスパートナー、大事な人。相手とどんな会話をするかを考えながらお店を選ぶ時間というのは、とても素敵な時間じゃないかと思います。
最後のプレゼンターは、寺野正樹さんの「手ぬぐい体操で知る身体の歩き方」。
寺野さん自身が考案した、手ぬぐい体操を使って全身の力を抜く新しいボディワーク「テラノ式手ぬぐい体操/遊体法」を実践してみようという企画です。
身体を柔らかくすることは、心を柔らかくすること。仕事も勉強も、とかく「頑張りがち」な昨今。力の抜き方を抜くという逆の発想はとても面白いですね。
今回のベストプランニング賞は、エントリーNo.4の寺野さん!「手ぬぐい体操」というユニークなアイデアに加えて、寺野さん自身のキャラクターも、とても魅力的です。
毎回、発表される新講義のアイデア。ここに面白い企画が集まることが自由大学が面白くなる一番の原動力です。発表者と観覧者の垣根を超えて、意見を出し合えるのがレクプラの魅力ですね。
続いて、第二部は「フリユニお国自慢」。
帰省などで、あらためてふるさとや地元のことについて考える機会が多い8月。そこで、今回は参加者が持ち寄った日本全国の美味しいもの、美味しいお酒をいただきながら、ふるさとのお国自慢大会をやりました。
まずは、ポストイットに出身地とふるさとの自慢を書いて、日本地図にマッピング。今回は、北海道、四国、九州の方はいなかったようです。残念。
続いて、自己紹介&ふるさと紹介。ガイドブックなどで知る情報と、そこに住んでいた人から直接聞くその土地の情報。やっぱり、話の解像度が違います。まわりからのちょっとした質問に真剣に応える参加者のみなさん。人は、ふるさとのことを話すとき、とても饒舌になりますね。
今回集まったおみやげの数々。その土地の個性が出やすいのか、日本酒の差し入れが多めでした。埼玉の「狭山茶梅酒」は甘くて苦い不思議な味わい。手前に見えるのは東京の「都電もなか」です。
「地方」というとどこも一緒、画一的に感じますが、「お国」というと急に色彩を帯び、個性が際立ってくるから不思議なもの。土地の名前を聞いた時に「そういえば、あの人の出身地だったよなー」と思い浮かべることができれば、より親近感がわきますね。
自由大学でも「旅学」「島学」「入門日本酒学」「日本ワイン学」「乾物のある生活」「キャンプin仙台」などなど、日本全国に視野を広げて学ぶ講座がありますが、ただそのテーマについて知識を深めるだけでなく、実際にその土地土地に行って、そこに住む人たちと出会い、交流を続けていくキッカケになればうれしいです。
次回のフリユニクラブは、10/1(土)。「大人の学び場(仮)」と題して、最近増えつつある社会人向けスクールのこれからを考えようと思います。ゲストスピーカーもお呼びする予定。お楽しみに。