先月から始まった自由大学のコミュニティサロン「フリユニクラブ」は、受講生、教授、キュレーターなど共に学んだ仲間が卒業後も繋がり続け、人の輪が広がっていくような自由大学らしい時間と空間。
5月のフリユニクラブのテーマは「アナログゲームで遊ぼう!」でした。
昨今の節電意識の高まりによって、注目を集めているボードゲームやカードゲームなどのアナログゲーム。これらはコアなゲームファンのもの、というイメージも強いですが、おしゃれでシンプル、女性でも十分楽しめるものがたくさんあります。
今回、みんなで遊んだゲームは、「カルカソンヌ」「6nimt」「ジャングルスピード」の3種類のアナログゲームです。
カルカソンヌ
2000年にドイツで発売され、瞬く間に大人気になったボードゲーム。
カードを一枚ずつめくってつなげていき、自分が、陣取った城や道路を作っていき、点数を競い合うゲーム。
6ニムト!
1994年、ドイツカードゲーム賞 1位。
シンプルなカードゲームで、4~10人と多人数で遊べるのが特徴。
ジャングルスピード
フランスで、100万セット売れた大ヒットゲーム。
カードに描かれている図をよく見て、同じ図を感知して、早く棒を掴み、手持ちのカードを少なくしていくゲーム。
はじめはルールがわからなかった参加者も、回を重ねるごとにエキサイト!
自然と声がではじめ、初対面でもコミュニケーションが取れるのが、アナログゲームのいいところですね!
続いて、毎月恒例のレクチャープランニングコンテスト。
今回のプレゼンターはなんと6組!
回を重ねるごとに、多くの講義企画が集まるようになってきました。
トップバッターは、飯塚 敦さんの「タンドールをつくろう。」
タンドールというインドの土窯をみんなで研究して、最終的にはつくってしまおうという講義案。一番の目的としては、タンドールを通して食文化に対して興味を持ってほしいとのこと。
日本人である私たちには、なじみのないタンドールですが、深く理解したり、実際に作ったりすることによって、食文化に対して興味がわき、普段の食生活が楽しくなりそうなアイデアですね。
自由大学のキュレーターである海老原悠さんの企画は、「危機管理学」
インターネット登場によって、会社のトップだけではなく、社員の発言で、会社や社会に大きく影響を与えてしまう時代。予防/初期対応/リカバリー(信頼回復)にどう対応すべきか、風評被害や炎上に対してどう対処していくかを過去の事例と実践方式で学んで行く講義案。
ブログやtwitterで不用意なことを書いてしまっただけで、ネットが炎上してしまうことがあるので、自分や会社を守るためにも、いろいろ学べることが多くありそうですね。
「旅学」のゲストスピーカーだった飯野登起子さんの企画は「盛り付けデザイン学」。
4年前から料理研究会をやられている飯野登起子さん。料理をどのように盛ればより美味しく見えるか学ぶ講義案。食べ物の写真集やポートフォリオを見せてもらいました。毎日食べている食事であっても、盛り付け方によって、気持ちが変わったり、おいしく感じたりすることはありますね。
松本美歩さんの企画は「マインドストーミング「図々り」による思考の性癖と進化」
松本さんが考えた図々りというツールを使って、行き詰まりを感じている世の中についてみんなと話し合いをしていきたいとのこと。図々りというツールは、とても面白く、いろいろな場面に活用できそうです。何かアウトプットしたい人にはいいかもしれません。
「未来を歩く姿勢学」のキュレーターである秋吉真衣さんの「災害お助け人学」
災害が起こったときに、被災地のために、何か新しいことを作り出せる人を輩出していくことを目指した講義案。Heartquake Projectと連動して、新しい仕事を作ったり、地域を再生できるワークショップなどできると面白いですね。
最後の発表は荒木シゲルさんの「COT&マイムワークショップ」
アスリートにも採用されているコーディネーショントレーニング通して、ストレス解消やコミュニケーション能力のアップを目指す講義案。身体の使い方を意識して変えることで、コミュニケーションを円滑できるというのは新しい発見でした。
今回の優勝者は、荒木シゲルさんの「COT&マイムワークショップ」
どの講義案も個性的で面白くなりそうなものばかり。
講義化に向けて、早速動きはじめています。
毎月第4土曜は、自由大学のフリユニクラブ。次回は6/25(土)開催です。お楽しみに!