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第67回「レクチャープランニングコンテスト」レポート(1月30日開催)

毎月最終土曜日開催 講義が生まれる瞬間に立ち会うイベント

大寒のCOMMUNEですが、自由大学では今月もレクプラを開催!自由大学が初めてという方も、講義はいくつか受けたけれどレクプラは初めてという方も、レクプラリピーターも、いろいろな人が集まりました。今月のプレゼンターは3名です。

エントリーナンバー1
「アーバンアウトドア」拝原さん・佐藤さん

都会でアウトドアを楽しもうという企画。アウトドアは、純粋に外を楽しむということに加えて、作られた固定概念の世界から脱出しようという思考のアウトドア化の意味もあるとか。効率性と経済性が優先された都会でも、五感を呼び起こし、自然とつながるサバイバル的なアクションをしていくことで、どんなフィールドでも主体的に生きるための姿勢を育むという講義案です。

プレゼン中にオーディエンスが参加するペアワークがあったのですが、ぶっとんだ目線を取り戻すそのワークが面白かった!思考が広がった!というコメントもあちこちから出ていました。

都会と田舎でできることをミックスさせて思考を柔らかくしてみると、六本木で泥だらけとか、丸の内でバンジージャンプとか、普通では思いも寄らないいろいろなアイデアが出てきました。最後はみんなで何か大きなアクティビティーを企画して体験するということで、面白い体験ができそうです。

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エントリーナンバー2
「魔法の質問学」高坂さん

いい質問とは何か?を考え、質問力を磨くという企画。質問は使い方ひとつで、コミュニケーション全体の雰囲気を作ることもできるし、学び方を深めることもできるそう。たとえば講義の前に「講師に質問を3つ投げかけるとすれば何ですか」とあらかじめ自分自身で質問を設定してから講義を受けることで、学びがより深まるという例も紹介されました。普段なんとなくしている質問も、理論的に分解したり丁寧に考えることができるのですね。

学びを深めるだけではなく、ポジティブな思考が身につきそうで興味深いですというコメントの一方で、質問の仕方にこだわるだけでなく、本質を問うことにフォーカスを当てていくことで方法論に止まらない、ただのセミナーにならないための工夫が必要というコメントもありました。普段は塾で子供たちを教えているという高坂さんの声や話し方がなんだかとても魅力的で、高坂さんの良い声に聞き惚れましたなんていう声もあがっていました。

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エントリーナンバー3
「失敗学」増田さん

未来に一歩踏み出すための失敗について考える企画。日本の若者はクリエイティブであることや冒険・チャレンジしない、失敗したくないというのが世界的にみてもダントツというデータも。例えば、食べログ、口コミサイト、転職なんかでも、失敗したくない・失敗したら終わりだという世の中の空気を醸成しているのかも?という話も出ました。でも、そもそも失敗って悪いこと?失敗経験豊富ないろいろな人をゲストに呼んで失敗を探求してみようという講義案です。

失敗の捉え方を再定義したり、失敗の知を集めて次に活かすような設計をしたり、客観的にポジティブな転換をしたり、失敗をいろいろな角度から考えてみるようなアプローチも面白いのでは?というコメントもあったり、失敗から学ぶゴールが何なのか?を考えるといいのでは?というコメントもあったり、みんなのコメントコミュニケーションが増えるテーマでした。

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最近のレクプラはどの企画も面白く、今回もまた接戦でした。僅差でしたがみんなの投票の結果、今月のベストプランニング賞は、高坂さんの「魔法の質問学」に決定!おめでとうございます。

講義が誕生する瞬間に立ち会えるレクチャープランニングコンテスト。来月は2月27日(土)15時からスタートです。「教えたい!・学びたい!」の講義アイデアを温めている人はエントリーシートを送ってくださいね。観覧はどなたでもウェルカム!あなたの意見が新しい講義をつくるヒントになります。ではまた次回お会いしましょう。



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