ブログ

第66回「レクチャープランニングコンテスト」レポート(12月19日開催)

毎月最終土曜日開催 講義が生まれる瞬間に立ち会うイベント

12月19日に開催されたレクチャープランニングコンテストは、多くの応募をいただき、事前選考の結果3名が発表となりました。

エントリーナンバー1番
「アートリップ学」月田さん

「アートというと敷居が高いモノと感じがちですよね?」という問いかけから講義のプレゼンテーションは始まりました。視点を変えて美術館や博物館の数を考えてみると日本には1000 を超える美術館や博物館があり、地域に根付いた伝統芸術を加えると、その数は無数に広がります。

実は身近に存在しているアート。その敷居が高いアートを旅と絡めることで日々の生活の中に取り入れていくそんな講義になっているそうです。

「若い美術館や博物館のキュレーターと組んで講義づくりをしていくと面白くなりそう。」との意見もでていました。

DSC05823

エントリーナンバー2番
「Without money(後にNo money)経済学」花村さん

地域通貨という言葉が世間で聞こえ始めている今日この頃。クラウドファンディングなどで見られる既存の経済活動の文脈以外での”お金”の役割も最近では目立ってきています。これらの現状を踏まえて「そもそも何かをやるときにはお金がかかるって本当?」という疑問からお金がないと生きていけないというしがらみから解放するような講義を組み立てています。

プレゼンの中ではgive me, give youカードが配られて、自分ができることと自分がしてほしいことを周りの人と交換したりしました。するとそれらが互いに合致する人が意外と多くいることに気がつかされます。

こういったようにお金を介さなくても成立する新しいコミュニケーションがあるのではないかと予感させられる講義企画でした。(講義名もプレゼン最中にNo money経済学に変わりました。)

DSC05838

エントリーナンバー3番
「暮らしの中のRE:DIY学」増田さん

「買うな、拾え」と印象に残るフレーズが飛び出したこの講義のプレゼン。

普段、欲しいものがあった時にwebで検索したり、それが売っていそうなお店に行って商品を購入することを多くの人がやっていると思います。そこで一歩立ち止まり、自分の欲しいものを自分で作ってみるという実験を講義でやってみます。本来であれば捨てられてしまうモノに新たに命を吹き込み、「自分の欲しいモノ」に変える方法を、ワークショップなどを通して実践的に学べる講義になりそうです。

DSC05853

気になる今月のベストプランニング賞は。

エントリーナンバー3番「暮らしの中のRE:DIY学」増田さんでした!
おめでとうございます!

DSC05867

自由大学のファウンダーの黒崎さんからは「No money経済学」と根本的に通じる考え方があるから一緒にやってみればとのアドバイスも。今後の講義の展開に注目です。

講義が誕生する瞬間に立ち会えるレクチャープランニングコンテスト。新年の最初の回は1月30日(土)15時からスタートです。たくさんの方のご参加をお待ちしております!



関連するブログ