ピープル

加藤かい

加藤かい

グリーンバスケットジャパン株式会社代表

神奈川県の小田原市、南足柄市の畑で、オリーブと西洋野菜を育てているGreen Basket Japan(グリーンバスケットジャパン)の加藤かいさん。ご両親がイタリア料理のレストランを営んでいたため幼い頃からオリーブオイルや西洋野菜に馴染みがあったそうだが、就農前はシステム開発の会社を9年間経営していたものの、「常にプレイヤーでいたい」という思いから、自分自身が動きながらやりがいを感じられる働き方を追い求めた結果が農業だったいう。

かいさんが育てる農作物のなかで、イチオシはなんといってもオリーブ。2017年に収穫した実から製造したGreen Basket Japanのオリーブオイルは、2018年春に世界最大規模で行われたオリーブオイルの品評会「NYIOOC(ニューヨーク・インターナショナル・オリーブオイル・コンペティション)で銀賞を受賞した。

世界に通用するオリーブオイルを作りたい」という熱い思いを胸にオリーブ畑の面倒を見ながら、今はオリーブオイルに合う西洋野菜を農薬不使用・植物性肥料のみで育てている。

加藤さんが農業をする原動力となっているのは、「美味しいものを届けたい」という強い思い。sla一般の野菜の市場では流通しやすいようにサイズが決められたり、見た目が重視されたりすることもあるが、加藤さんは「純粋にお客さんに『美味しい』と言ってもらえるような野菜」作りを心がけているそうだ。

グローバルな食生活を送る現代人であっても、日々暮らしている空、土、水で育った野菜が身体に合っている、という風に「身土不二」を広義にとらえて、グリーンバスケットは健康や環境に配慮した土作り・野菜作りを行っている。