・企画力を向上したい動画クリエイター(これから動画制作をはじめたい未経験者もついていけるので大丈夫です)
・企画を具体化する術や巻き込むプレゼン方法を習得したい人
・実際に番組を作ってみたい人
・映像制作方法を習得したい人
・企業のYouTube/SNS担当者
・熱く打ち込めるものを見つけたい人
・メディア業界に就職したい学生(学割あり)
新講義
どんなにテクニックがあったって、想いがなければ動画は伝わらないのじゃ
誰もが「撮る人」であり「映る人」である時代
これからのビジネスや表現活動に動画番組づくりは欠かせなくなっています。5Gやコロナ禍によるオンライン化の加速など、さまざまな変化により動画の影響力が高まっています。
YouTubeをはじめとする動画配信、 SNSでのライブ配信、オンラインイベント等がより身近なものとなり、個人の表現活動をはじめ、ビジネスのPRツールとして活用する企業も当たり前になっています。日常であなたが面白いと思った表現を、よく観察してみてください。そこにはテレビで行われている制作技法や演出効果などの「くり返し」や「応用」が見られます。
それはすなわち、テレビの枠を超えてあらゆる事象が今や「番組化」しているとも言えるでしょう。番組の作り方=番組プロデュース学を基礎から学ぶことが、今やビジネスやライフスタイルに一役買うのではないでしょうか。
あなたの「伝えたい」は、企画として成立していますか?
この番組プロデュース学は、プロデュースとディレクションの基礎を一気に楽しく学べる講義です。
例えば、番組を形にするのには、
・どんなことをやりたいか?
・誰と一緒にやりたいか?
・どんな場所でやりたいか?
・規模は?予算は?
…等の要件を具体的に企画に落とし込む必要があります。→【プロデュース(制作)】
そして、その企画が具体化したら、
・メンバー集め
・役割分担
・演出打ち合わせ
・ロケハン
・撮影準備
・収録
・編集
…等の作業を具体的に進める必要があります。→【ディレクション(演出)】
このプロセスの複雑さゆえ、文章や音声、写真などの表現手段に比べて、もっとも敷居が高く感じるのが映像かもしれません。確かに、質を追い求めるほど骨が折れますが、思い通りに完成した(まれに想像を超えた)時の高揚感はひとしおで、きっと次作に挑戦したくなるはずです。
厳寒の青森、吹雪の中でのインタビュー撮影
プロデューサーのように考えれば、動画は伝わる
教授の角田陽一郎さんは、もともとTBSテレビのプロデューサーとして20年以上「さんまのスーパーからくりテレビ」「中居正広の金スマ」等のバラエティ番組を数多く作ってきました。さらにTVの枠にとらわれず、ネット動画配信会社の経営、映画監督、音楽フェスティバル開催、アプリ制作、舞台演出、実用書や小説の執筆など、多種多様なメディアビジネスをプロデュースをし、現在はフリーのバラエティプロデューサーとして活躍しています。
動画制作というと、とかく機材や編集技術といった枝葉末節の話になりがちですが、そもそも「何を誰に伝えたいのか」の目的、幹の部分をはっきりさせることが大切です。それはプロデューサーの仕事であり、あなたの動画制作についてはあなたがプロデューサーなのです。
この講義では「プロデューサーとして身につけておきたい考え方」を一通り学べることを目指します。あらゆる事象をエンタメ化するノウハウを学びながら、具体的に皆さんのやりたいことを番組化していきます。あなたも一緒に番組を作りませんか?
■よくある質問
Q:ちゃんとした機材を持っていないのですが…
A:現在お持ちの機材(カメラ、マイク、ライト、PC、スマホ等)でかまいません。目的や予算に応じて、機材選択のレベルは変わります。最低限のスマホ1台でできる簡易なレベルから、こだわりのプロユースの機材まで、それぞれ身の丈に合ったもので大丈夫です。必要であればレンタルもできます。
Q:つくる動画のジャンルは?
A:ジャンルは問いません。ただ、「知的好奇心を刺激する、面白くてためになる」番組を教授は強みとしています。ビジュアルアート表現やイメージ広告のような「魅せる」系よりは、対談トーク、ロケ取材、PR説明動画、新しいカルチャーを啓蒙する動画など「教える」系の動画を志向する人のほうが学びが多いかもしれません。参考例:角田さんがプロデュースした番組「オトナの!」
Q:未経験でもついていけますか?
A:はい。「これから動画発信を始めたい」「企業内で新しくPR担当者になった」等の初心者から、すでにプロとして動画制作をしている人まで対象です。機材や編集ソフトの使い方など細かい技術的な部分は深堀せず(各自WEBで調べてください)、本質である「企画プロデュース力を高めること」に重きを置いています。
対象者:意欲にあふれているが経済的サポートが必要な25歳以下の人
定員:若干名
受講料:半額
応募方法:こちらの エントリーフォーム から「応募動機と自己紹介」を記載ください。合否は追ってご連絡します。合格した場合、無理のない範囲でアシスタントや講義のレポート等をご協力していただくこともあります。
●スケジュール
募集締切:2022年3月25日(金)
選考通知:2022年3月26日(土)
合格者は、講義受講料を指定先に振り込み。
(第1期募集開始日:2022年3月2日)
・企画力を向上したい動画クリエイター(これから動画制作をはじめたい未経験者もついていけるので大丈夫です)
・企画を具体化する術や巻き込むプレゼン方法を習得したい人
・実際に番組を作ってみたい人
・映像制作方法を習得したい人
・企業のYouTube/SNS担当者
・熱く打ち込めるものを見つけたい人
・メディア業界に就職したい学生(学割あり)
第1回
番組の作り方を一から学び、プロデューサーとディレクターの違いを理解します。あなたが動画を作る目的は何でしょうか。「魅力を伝えたい」「教えたい」「商品サービスを売りたい」何かを達成したいはず。ビジョンがあれば、「動画を1本作って終わり」になってしまうことはありません。そもそもの動画というメディアの特性は何か。ネットの自由さを活かし、その上で視聴率を秒単位で競いながら発明されてきた「TVの方法論」を応用していければ鬼に金棒です。
<実習>チームごとに分かれて、第7回に実施するライブ配信番組の企画を考えます。
※講義中だけでディスカッション時間を十分にとることは難しいです。次回講義までの間に、チームごとに自主的にZOOMで企画会議する時間をとってもらいます。
第2回
自分のやりたいことが、どうすれば企画になるかを学びます。観てもらえる、価値のある番組企画の発想方法は、頭の中の固定観念をもみほぐすことから始まる。整った“カッコ良さ”を超えて、「おもしろい」の本質を探りましょう。同じゲスト、同じイベントを題材にしても切り取り方で差が出ます。想定する視聴者が何を知りたくて、何を見せて欲しいのか。伝え手の独りよがりではなく、相手が求めるものも想像しなくてはなりません。変わりゆく価値観も先取りできるようになりましょう。
第3回
自分の企画書を実際のプロジェクトに落とし込むプロデュース術を学びます。自らの企画は、他者に伝わるでしょうか。まわりに企画内容を伝え巻き込むことで、協力者が集まり、夢のような企画も具体化していきます。シンプルだけど一番大切なのは熱さと誠実さ。他人を味方にするための力を身につけます。
第4回
誰が出演し、どんな内容を話すのかを考えます。キャスティングしたい人物をリストアップしたら、具体的にどの窓口からどんなメッセージで依頼したら協力を得やすいのか。なるべく予算をかけずにブッキングする工夫を考えます。トーク内容も「内輪の雑談」「露骨な宣伝」にならないように、観る価値のある話題にする必要があります。 準備もせずに漠然と撮り始めると、後で現場や編集が大変になることが多いです。脚本をどのくらい事前に準備すれば必要十分かを検討します。
第5回
撮る人でもあり、映る人でもあるのが、われわれ小規模の動画制作者です。演者として映る時の心構えと、惹きのある「話し方」「動き」の基本を学びます。出演するMCとゲストの役割と、導入部分のつかみで何をするか。映像(外見、動き)はもちろん、音声(声、話し方)が実は決め手になります。ドラマとバラエティ、ドキュメンタリーの違いや、アナウンサー的、声優的、タレント的、ナレーター的…目的に合わせて話し方を選択します。取材、対談インタビューで相手をのせる質問や聞きかたの技術も身につけましょう。
第6回
視聴者が離脱しない工夫、映像を演出する具体的な技術を学びます。思いを伝えるための画面構成、絵作り。対談番組の場の設定は? どんな場所でどんな背景がいいのか等、基本を踏まえながらも新しさを探求しましょう。録画とライブ配信のメリットやデメリット。効果音やBGM、字幕、ワイプの使いどころ、機材の選択についてなど。音か映像か、どこに凝って、どこで手を抜くかが肝です。すべてに凝ると際限なく労力コストがかかってしまいます。無限に編集し続けてしまう人は、「完成のタイミング」を知ること。
<実習>チームごとに撮影当日に向けての下準備、当日に注意したいことを確認。使用機材は、基本メンバー所有のもので考え、必要に応じてレンタル機材を借ります。
第7回
いよいよ全員で準備してきた番組のライブ配信を実施します。チームごとに決められた持ち時間で番組を配信。生番組ではなく、事前に収録、編集した作品を流すパターンもOKです。動画づくりは一人でもできますが、チームで行うとよりできることが広がりますし、何より楽しいです。チームワークが試されますが、どんなに準備をしても、予期せぬ事態が起きることもあるのが本番。ピンチもチャンスに変えるための現場力を身につけます。
第8回
また観たいと思われる動画か、伝えたいことは伝わっているか。制作動画を上映しながら、さらに向上するための全体ディスカッションや教授からのフィードバックを行います。やりたいことを企画に落とし込み、動画にする一連の流れを身につけてきました。今まで学んだ技術を、次に生かす方法を検証し、各自が今後も動画を連続してつくり続けるために必要なことを学びます。
・打ち上げ会も行います
・卒業後、希望者は自由大学「放送部」を立ち上げ、番組を配信していく道もあります。