手帳の使い方を改めて考えてみよう:そもそも手帳とは何か
手帳を使う目的としては、大きくは「予定管理」「目標達成」「思い出記録」などがあります。
この講義では、「思い出記録」を一歩進化させて、記録を「自分のデータの積み上げ」として
自分の人生の流れを可視化させていくことを目的とします。
・自己紹介
・そもそも手帳はどのように使われているか
・占いの専門家として考えるいわゆる「占いの手帳」に欠けている視点
・この講義で目指す手帳の使い方
【課題】実際に毎日のデータの積み上げをやってみる。
新講義
伏線を回収し、未来への布石を打つ
自分の人生に張られた伏線を回収し、未来への布石が打てるようになる
2022年の手帳はもう準備できましたか?
あなたが記録してきた手帳は後から見返したり、活用したりできるものとなっていますか?
経験として毎年○月は調子が悪い。仕事の流れとして毎年○月は忙しい。新しいことを始めたくなる時期など、自分なりの経験値によるバイオリズムを持っていると思います。
それらは特に占いを知らなくても導き出せます。また、占いによる運勢を知らなくても、自分軸で生きている人は自然と適切な時に適切な行動をとっているものなのです。
この講義では、手帳を使ってそれらを導き出すことを目的としています。自分の人生の流れを知ることで、自分がやりたいことを一番最高のタイミングで行動できるようになり、自分が加える力以上の効果や結果を得ることができるようになります。また、どうしても訪れる「停滞期」や「辛い出来事」、「手に負えそうにない負荷」などそれが何を意味しているのか、回避すべきなのか、受けるべきなのかが分かり、適切に対処できるようになります。
せっかく手帳を使っているのであれば、自分の流れが見えるように活用してみませんか。
手帳術ではなく、「手帳学」
手帳の主な使用目的は「目標達成」「予定管理」「メモ・思い出記録」など人それぞれですが、この講義が目指す手帳の使い方はどちらかというと「自分の特性や自分の流れ(バイオリズム)を知るためのデータの積み重ね方、記録の残し方」です。
また「教授のやり方」をそのまま取り入れるのではなく、それぞれ自分で試行錯誤しながら「自分自身のやり方」を見つけていくことが大切です。そのため、この講義には自ら積極的に参加する姿勢が求められます。講義では適宜グループディスカッションの時間を設けています。受講生同士でいろいろな視点ややり方を共有することでインスピレーションを高め合い、自分に合った手帳の使い方を深めることで、自分の世界を広げていきましょう。
記録としての「手帳学」とは
世の中には、さまざまな手帳やそのハウツーといった手帳に関する情報やアイテムがあふれています。それにも関わらず、多くの人々が理想的な手帳や手帳術をもとめ、渡り歩いているのはなぜでしょうか? なぜなら、それらはすべて「他人のやり方」や「成功例」であり、自分の人生とは全く関係のない物語を描いているからです。世にある手帳の多くは「未来」の予定や目標などを管理し、未来へ向けて語られています。しかし、「過去から今日まで」を綴った『記録』こそが、未来を描くためのソースとなるのです。
『記録』は点となり、それらは『分析』すると線になり、あなただけの「流れ」を描きます。本講義では自分にとって何が必要な『記録』か、記録をどう『分析』するかを学び、5回の講義を通して、この先使用する自分スタイルの手帳と手帳術を作り上げます。自分の「流れ」が記された手帳は、より自分らしく生きたいと考えるあなたにとって力強いツールとなるでしょう。
記録を積み重ねることで点を打つ
記録をするときに大切なのは、「物事を区別する力」。起こった出来事とそれに対する自分の感情的な反応、対処したことはすべて区別しておく必要があります。予定を管理するためだけの手帳から、自分の大切なデータの詰まった手帳にするため、良質なデータの記録の仕方を学びます。
記録を分析することで線を見出す
記録したデータである点から線を見出すときに大切なのは、「物事を関連付ける力」です。物事は複雑に絡み合っているようで、意外とシンプル。いくつかの事例を参考にしながら、適切な線が見いだせるように考え方を学んでいきます。これまでの手帳の記録を分析することで、自分に必要な記録、足りていない記録など新しい視点を導き出していきます。
見出した線から流れを知る
流れを知るときに大切なのは、「世の中の常識から逸脱し自分軸に沿う力」です。他人に当てはまることが自分に当てはまるとは限りません。自分だけの流れを知り、自由に行きましょう。流れを知ることで、自分がいつ何をすべきで何をすべきではないかを知ることができます。
受講後も、モチベーションを維持できる
最初は張り切って手帳を記録していても、なかなか続かないというのはよくある悩みです。この講義では、手帳を作って終わりではなく、その後も仲間とコミュニケーションをとりながら、自然に続けていくことへのモチベーションが維持できます。また、行き詰った時にいろいろな視点からアドバイスを得ることもできるでしょう。
教授 國武亜紀さんより「自分の人生から何を学ぶか?」
今まで生きてきた人生物語の中には、自分軸と時間軸の「流れ」があります。もともと自分軸を考えるとき、変化するものと変化しないものを区別して考えなければなりません。そして、変化するものは、時間軸である「流れ」なくしては考えられません。大変につらく苦しい時期が、実は自分の成長のための大切な時だったということは後になってわかるものなのです。
人は変化し、成長します。私は大学で心理学を専攻し、心理統計学を学びましたが、人のデータではなく、自分のデータから何を学ぶか?は実は一番大切なことではないかと考えています。自分の中にあるデータを活かし、より自分らしく、自由に生きてあなたの物語を豊潤にしてください。
※流れをつくる手帳学リニューアル版です。
(第1期募集開始日:2021年9月13日)
第1回
手帳を使う目的としては、大きくは「予定管理」「目標達成」「思い出記録」などがあります。
この講義では、「思い出記録」を一歩進化させて、記録を「自分のデータの積み上げ」として
自分の人生の流れを可視化させていくことを目的とします。
・自己紹介
・そもそも手帳はどのように使われているか
・占いの専門家として考えるいわゆる「占いの手帳」に欠けている視点
・この講義で目指す手帳の使い方
【課題】実際に毎日のデータの積み上げをやってみる。
第2回
手帳のスケジュールは暦によってできています。
そもそもこの暦とは何なのかというところから、記録の元でもあるスケジュールの在り方を考えていきます。
またカレンダーなどに記載されて当たり前のように過ごしている「占い的要素」のことも学びます。
・暦とは(旧暦とか旧正月って何?1年は365日、1週間が7日なのはなぜ?)
・暦に記載される六曜(大安、友引など)や選日(一粒万倍日、天赦日など)、新月や満月について学ぶ
・手帳のマンスリー、ウィークリー、デイリーのどれをどのように使うのか。
・みんなの実際の使い方
第3回
・過去分析:自分の人生の流れ(サイクルやバイオリズム)を考える
・そこから見えてくる自分の人生の伏線を考える
・手帳に記すべき記録(データ)とは
第4回
1回目に出した課題のデータ(文字情報)の分析を実際に実践することで、分析の手法を学びます。
また、この分析によって、自分の人生における出来事への認知と解釈の傾向を明らかにしていきます。
・1回目の課題の分析
・心理学的観点からの人生における出来事への認知と解釈の問題
第5回
これからの手帳の使い方、未来に起こすことを落とし込んでいく。
1年だけを見据えるのではなく、3年、5年後を見据えた未来を描いて、手帳に落とし込んでいきます。
自分の人生の流れが読めるようになると伏線の回収だけではなく、未来への布石も打てるようになります。
・手帳に長期スパンを盛り込むことの重要性
・未来への布石の打ち方