「思いついたら、まず自分で作る」
これが当たり前になったら、毎日の暮らしはもっと自由で楽しくなると思いませんか?
・既製の家具じゃ、ちょっと物足りない
・ もっと自分の好みにフィットするモノがほしい
・ アイデアを、すぐに形にできるようになりたい
そんなあなたへ。
この講義は、ただDIYの技術や電動工具の使い方を学ぶだけではありません。本当に欲しいモノを発想し、軽いステップでプロトタイプする。手を動かして試作するのを自分の基本ムーブとしていくことです。
「アイデアを形にする力」を養い、既製品を選ぶだけじゃなく、自分のアイデアを形にする自由を手に入れましょう。
例えば、思いつきをササッと作れるようになったら、どうでしょう?
・空間のアイコンになる遊び心あふれる「一風変わったオブジェ家具」
・狭小でミニマルな空間にピッタリの「1台3役」家具(机+椅子+収納)
・イベント出店用の什器やキャンプ家具や、ペット飼育、自分の子育てや介護スタイルに合った特殊な家具まで
既製品を前にして「もっとこうだったらいいのに…」とモヤモヤしたままだった自分から脱して、すばやく形にする力を身につけます。

DIYならこんな曲線の楽しいフォルムも。木材で自由自在につくれる(三輪さん作)
「フリースタイル家具デザイン」3つの特徴
① イメージを形に仕上げる力がつく
市販品はできるだけ多くの人に合いそうな、いわゆる「フリーサイズ」でつくられています。自分にはカラーリングやサイズ、素材感が微妙に好みではない。デザインも無難すぎたり、逆に装飾的すぎたりして、「いまいち気に入ったモノがない…」と感じる時があります。
「自分の暮らしに必要なモノを考え、プロトタイピングしながら、自分にフィットさせていく」
発想から制作まで一人でできる最低限の知識と技術を、実制作を通してトータルで学びます。
「こんな家具が欲しい」→「作れる!」と思えたら、世界の見え方がガラッと変わるでしょう。今まで何気なく見ていた既製品も、「どう作ればいいか」を解像度高く観察する目が養われます。

浮いてるブランコチェア。木材にファブリックを貼った
② 世界から「理解できないモノ」を減らしていく
DIYを始めると、部屋の中から「理解できないモノ」が減ります。つくれるようになると、壊れたモノを直すこともできるようになるのです。
「余計なことをして、台無しにしたらどうしよう」
そんな不安から、自分で修理するのを避けてきた人も多いのではないでしょうか? 知らないものはこわい。でも、いったんつくれるようになると、大胆に手を入れられるようになります。
「この廃棄される家具、リメイクして蘇らせよう」
理解できる世界が増えると、不安が減り、暮らしに対する安心感が生まれます。

たとえ壊れても、自分で直せる安心感
③ 「必要は発明の母」欲しいものを作る楽しさに目覚めよう
ひらめきを形にするのは楽しいし、手応えがある。こんな楽しみを、プロだけのものにしておくのはもったいない。「次はなに作ろう」と毎日が楽しみになります。
もしかしたら、あなたの作品を見た友人から、「それいいな、私にも作って」と頼まれてしまうかもしれません。
たとえば、ジョージ・ネルソンのバブルランプ。あの名作照明が誕生したきっかけも「自分のため」からでした。自身のオフィス用に照明を購入しようとしていたネルソン氏は、スウェーデン製のシルクを張ったすてきなランプをお店で見つけました。ただ、あまりにも高価すぎて手が出ず、自分で代用品をDIYしたのが始まりです。
「USMハラー」社のモジュラーシステム家具も、そう。最初は自社用に開発した収納棚でした。それを見た来客に「欲しい」と請われて商品化、50年以上愛されるロングセラーになっています。自分たちスタッフのための「まかない飯」が正式メニューになるみたいな流れでしょうか。
「欲しいものを、自分で作った」
そこから発明が生まれ、世界を豊かにしていく。
今回はプロ養成クラスではありませんが、きっと「発明し、試作する力」があなたの人生の新しい展開や楽しみにつながることでしょう。

こんな棚、どこにも売ってない。ならつくっちゃおう
DIYでアイデア家具をつくる、今回使用する素材は「木材」
木材は、金属やプラスチックに比べて初心者でも加工の自由度が高く、身近なホームセンターでも手に入りやすい基本的な素材です。多少ミスしてもリカバリーしやすいのも魅力。
今回は「合板と角材で製作可能な家具」という条件で、発想します。材料は運営側で用意しますが、どうしても使用したい木材があれば、各自で持ち込みください。
対象受講者のレベル感は、DIY初級者から中級者、趣味をさらに探究する人向け
・ものづくりが好きで「電動工具を多少触ったことがある人」であれば、大丈夫です。制作スピードには個人差があると思います。受講期間内に仕上げる自信のない人は、複雑なデザインは避けるようにしたほうが安全かも。焦るとケガにつながるので、自信のない人は落ち着いて仕上げられる工程を検討しましょう。
・すでにDIYや工具に慣れている方は、周りのメンバーにも手を貸してあげてくださいね。工具は安全を確保して順番に使用します。マイ工具をお持ちの方は、持参もOKです。
・プロの家具デザイナーを養成する講義ではありません。自分のためにつくるので、フリースタイルで遊び心とユーモアをふんだんに盛り込んでいきましょう。プロのようにヒットさせるプレッシャーもないので、趣味性、エゴ全開で自己満足を第一に考えて自由な発想で試作しましょう。
(第1期 募集開始日:2025年3月12日23時より募集開始)