日本固有の品種:甲州
全国各地で栽培され、様々なワイナリーで作られている甲州について学びます。
品種別に理解を深め、料理とのマリアージュを見つける
日本で栽培・生産されているぶどうは、8割が生食用。ところが、世界中で収穫されるぶどうの約8割がワイン用です。代表的なワイン用ヨーロッパ系品種としては、カベルネ・ソーヴィニヨン、ビノ・ノワール、メルロー、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、セミヨンなどが挙げられますが、その品種は多様を極め、全体では約5000種にも上ると言われています。この講義では、日本ワインでもよく使われる代表的な品種をベースに、ぶどうの特色を知り、それぞれのワインの特徴を探っていきます。
日本をもっと楽しむために、旅するようにワインを楽しみ、深めようと始まった日本ワイン学。それは歴史を知り、地域別に栽培や生産の現状などを比較しながら、土地の良さを生かしたワインを学んでいきます。そして、料理とのマリアージュを考えた選び方や海外のワインとの比較などを取り入れながら、日本ワインの楽しみ方を学んでいきます。
グラスを片手に、じっくりと飲むのも良いですが、美味しい食事と一緒だとさらに楽しめます。お魚には白ワイン、お肉には赤ワイン。牡蠣にはシャブリ。お寿司には甲州。なんとなく、どこかで聞いたことあるかもしれません。それって本当なの?どうやって、合うワインを見つけたら良いの?料理とワインのマリアージュについての基本も学んでいきましょう。レストランでのワイン選びが楽しくなったり、ホームパーティーで料理に合わせてワインをセレクトしたり、ワインに合わせて料理をアレンジしたりと、ワインがもっと身近になること間違いなし。講義では、出汁や調味料などを中心とした味のベースになるものでマリアージュを体験していきます。
教授はワインエキスパートで日本ワイン協会事務局長の大滝恭子さん。日本全国のワイナリーと日々交流を重ね、さまざまなこだわりを持つつくり手たちの情熱をよく知る大滝教授のワイナリーエピソードは、本や雑誌にも書いていない話が盛りだくさんでこれまでの講義やワークショップでもとっても好評です。
前半は教科書を使いながらぶどうとワインの特徴を学び、後半はワインをテイスティングして、それぞれのワインと料理のベースとなる出汁や調味料を中心としたマリアージュを体験していきます。受講メンバーで話し合いながら共有していくことで、オリジナルのワインテイスティング&マリアージュシート作っていきます。また、基本的なワインテイスティングのテクニックも同時に身につけることができます。
(第7期募集開始日:2019年8月26日)
第1回
全国各地で栽培され、様々なワイナリーで作られている甲州について学びます。
第2回
海外のぶどうにはない、独特の特徴をもつマスカットベリーAについて学びます。
第3回
一度は飲んだことがあるであろう代表的品種、シャルドネについて学びます。
第4回
日本でも多く栽培されている代表的品種、メルローについて学びます。
第5回
1〜4回で学んだ品種の特徴を基に、マリアージュを深めていきます。